電気伝導率(導電率)について
<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導率とは何ですか?</span>|導体(電気をよく導く物質)中での電気の流れやすさを示す指標のことです。|SI単位系で正式には「電気伝導率」と言います。弊社の電気伝導率計は水溶液中での測定を基本としています。|<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/_LM2-EZRjbc" title="【わかりやすい!】電気伝導率(導電率)の基礎講座" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導率の単位は?</span>|「S/cm」(ジーメンス毎センチメートル)という単位で従来より電気伝導率の値が扱われていますが、1992年より新計量単位(SI単位)として、「S/m」(ジーメンス毎メートル)が用いられるようになりました。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">S/cm、mS/cm、μS/cmや、S/cmとS/mの関係式は?</span>|下記の通りです。| 1 S/cm=1000 mS/cm| 1 mS/cm=1000 μS/cm| 1 S/cm=100 S/m|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気抵抗率(比抵抗)とは何ですか?</span>|導体中での電流の流れにくさを示す指標のことです。|この電気抵抗率の逆数、つまり(1/電気抵抗率)が電気伝導率となります。|<img width="500px" src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/a0a322bf-7c40-4ea8-9e50-1a3b02337a2f.png">|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">当量電気伝導率とは?</span>|電解質溶液の電気伝導率を、その当量濃度で割ったものです。|ある濃度の溶液が示す電気伝導率を1 cm3に1グラム当量あたりのものとして換算したものとなります。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導度と電気伝導率の違いは?</span>|JIS K0130より|<span style="font-weight: bold;">電気伝導度</span>| 電解質水溶液で満たされた電極間の電気抵抗の逆数。||<span style="font-weight: bold;">電気伝導率</span>| 面積1平方メートルの2個の平面電極が1メートルで対向している容器に電解質溶液を満たして測定した電気抵抗の逆数。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">交流2極法と交流4極法の違いは?</span>|<span style="font-weight: bold;">交流2極法</span>| 2枚の極板を向かい合わせ、交流電流を流すことにより測定する方法です。| この方法では電気伝導率が高くなればなるほど分極の影響で測定誤差が生じやすくなります。||<span style="font-weight: bold;">交流4極法</span>| 電圧検出極および電圧印加極の計4つの電極から構成されています。| 2極法における分極の影響を受けにくい構造になっており、電気伝導率の高い領域まで測定が可能です。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">ラボ用と工業用の電気伝導率計の違いは?</span>|工業用はラボ用で使用される白金黒メッキされた電気伝導率セルはあまり使用されません。|これは白金黒へのコーティング物質の吸着などによりセル寿命が短くなるためです。|そのため、工業用では平滑金属極が使用されています。平滑金属極では分極影響により高電気伝導率での測定はできません(セル定数 ≒ 100 m-1で0.1〜0.2 S/m程度まで)。高電気伝導率では交流2極法ではなく、電磁誘導式が採用されています。
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