【ラボ用LAQUA】pH電極の状態確認
校正エラーや測定値の異常などの場合、電極由来のことが多く、日ごろから電極状態を確認いただくことをおすすめします。|pH計では、校正時に不斉電位と感度を自動的に表示もしくは、校正データを表示することで不斉電位と感度を確認できます。|【関連】{{[現行機種の操作方法(校正データの確認を含む)を確認したい](#q=操作方法を確認したい)}}|    {{[取扱説明書が欲しい](#q=取扱説明書が欲しい)}}||不斉電位、感度、再現性、応答速度が下記の基準内であれば、電極は良好な状態です。|簡易的に確認する場合は、校正後にpH6.86標準液を測定し、その温度における標準液の理論値に対して±0.05pH以内に入るかをご確認ください。||基準外の場合でも校正できていれば、使用可能です。|基準外、校正エラーが出る場合は電極の洗浄をお試しください。|【関連】{{[pH電極の洗浄について](#q=【ラボ用LAQUA】pH電極の洗浄について)}}|<img width="500px" src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/dc03c820-5682-44b7-94a4-25f6956895de.png">|||下記の方法でも感度、不斉電位を確認いただけます。|<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">不斉電位の確認</span>| pH計本体をmV表示に切り換え、pH7標準液の測定値を読み取ります。| pH7.00の時の電位(mV)が不斉電位に相当します。| ※弊社のpH7標準液はpH6.86(25℃)のため厳密には不斉電位とは異なりますが、参考にしていただけます。||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">感度の確認</span>| 1.pH計本体をmV表示に切り換え、pH7標準液の測定値を読み取ります。| 2.pH4標準液もしくはpH9標準液の測定値(mV)を読み取ります。| 3.以下の計算をします。| 例)25℃でのpH7-pH4間の感度確認|  測定の結果、 pH7標準液:-7 mV、pH4標準液:157 mVの測定値(mV)が得られた場合|  |  理論的には1pHあたり、59.2mV(25℃)の起電力の差があります。|  pH7(25℃でpH6.86)とpH4(25℃でpH4.01)では、pH値に2.85の差があるため|  2.85pH×59.2 mV=169 mV|  の起電力差が発生します。||  一方で実測した起電力差は|  157-(-7)=164mV (pH7-4間で実測した起電力の差)です。|  |  この理論値と実測値を比較することで感度を確認できます。|  164 mV(実測値)/169 mV(理論値) × 100 = 97% (電極感度)||  25℃以外の温度の時は下記の理論感度表及び、JIS Z 8802記載の標準液温度特性より計算ください。|  |○<span style="font-weight: bold;">理論感度表</span>|<img width="500px" src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/6088f6fc-8745-45ba-b44d-ec03476a3f76.png">|引用文献:Bates[Determin of pH] John Willy & Sons(1973)||○<span style="font-weight: bold;">標準液の温度特性表</span>|JIS Z 8802をご参照ください。|【関連】{{[pH標準液の各温度における値が知りたい](#q=【ラボ用LAQUA】pH標準液の各温度における値が知りたい)}}
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