【ラボ用LAQUA】pH計の機能と精度
<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">マニュアル測定とオートホールド測定での値が違うのはなぜですか?</span>|10秒間での変化率が1 mV以下の場合、自動的に値をホールドする機能(オートホールド)が働くため、電極の応答が遅い場合、マニュアル測定時と比較して若干の差が生じることがあります。|また、ホールドのタイミングを切り替えることができる機種もございます。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">計器再現性における±0.01pH±1digitとは?</span>|たとえばpH10.00の場合。|まず、±0.01pHにより9.99〜10.01。|さらに±1digitにより9.98〜10.02。|よって無条件で±0.02の可能性があります。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">同機種の2台で指示誤差が生じるのはなぜですか?</span>|マニュアルによる校正(十分安定した時点の校正)を実施しても指示誤差が発生した場合は、電極間の性能差が原因であると考えられます。|すなわち、|①いずれかの電極の汚れまたは劣化、|②比較電極における液間電位の差(内部液のKClとサンプルの組成が異なる場合に生じる電位)、|③標準液の変質|が考えられます。||対策としては、汚れに応じた洗浄および標準液の確認を行ってください。|それでも指示誤差が発生する場合は、電極の交換をお勧めします。|【関連する質問】{{[pH電極の洗浄について](#q=【ラボ用LAQUA】pH電極の洗浄について)}}|【関連する質問】{{[pH標準液の使用期限が知りたい](#q=【ラボ用LAQUA】pH標準液の使用期限が知りたい)}}|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">同じサンプルを複数の拠点で測定した際に値が一致しないことがあるのはなぜですか?</span>|拠点ごとに異なる測定環境により、サンプルの測定温度に差が生じることが原因と考えます。|サンプルの温度が異なると、pH値にも変化が現れます。|pH計には、サンプルの温度に応じてpH値を補正する機能(温度換算機能)が搭載されているものもありますが、より正確な測定を行うためには、温度換算機能を用いずに恒温水槽などを使用し、サンプル、容器、電極、温度計を同一の温度に調節して測定する必要があります。|サンプルをゆっくり撹拌することで、温度が均一になります。|恒温水槽をお持ちでない場合、または恒温水槽の温度変動が許容範囲外である場合は、サンプル、容器、電極、温度計を同時に加熱または冷却した後、室温において徐々に温度を変化させ、所定の温度で測定してください。
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