【ラボ用LAQUA】pHについて(一般)
<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">pHとは何ですか?</span>|水溶液の性質(酸性・中性・アルカリ性)の程度を表す指標のことで、pH 0〜14の範囲があり、||pH→0・・・酸性側|pH 7・・・中性|pH→14・・・アルカリ性側|この性質を示す原因は、水素イオン濃度(H+の活量)によって決まります。||<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Dz4BU3o1r1Y?list=PLZ5z0Y4luqrEMsKB-KyVLnG-4dVjcI22Q" title="【HORIBA直伝】pHの基礎講座" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>|<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">pHとは何の略ですか?</span>|pHは水素イオン濃度を表します。|pH = -log[H+]というように、常用対数を用いて示されたものを「pH」と定義しています。|ここで、「p」は数学において冪(べき)を表す英単語「power」の頭文字であり、「H」は水素を意味する英単語「Hydrogen」の頭文字です。|このようにして、「pH」という記号が得られます。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">pHの読み方は?</span>|JIS規格では「ピーエッチ」と統一されていますが、一般的には「ペーハー」と「ピーエッチ」のどちらの読み方でも使われています。|最近は、英語読みのピーエッチが多いようです。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">原器(基準器)はあるのですか?</span>|原器(元となるもの)そのものはありません。標準液による校正が基準となります。|標準液の基準は、国際規格ISOともつながりを持って、一次pH標準液(計量標準総合センター)に基づくトレーサビリティ体系となっています。|実用上には、JIS規格の製造法によります(JIS Z8802)。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">型式0、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲとは何ですか?</span>|JIS Z8802に規定されている性能(繰返し性)によって4形式あります。||0:標準液での繰返し性が±0.005 pH以内のもの  直線性:±0.03|Ⅰ:標準液での繰返し性が±0.02 pH以内のもの  直線性:±0.03|Ⅱ:標準液での繰返し性が±0.05 pH以内のもの 直線性:±0.06|Ⅲ:標準液での繰返し性が±0.1 pH以内のもの 直線性:±0.1|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">一本電極と複合電極は何が違いますか?</span>|一本電極は「比較電極」、「ガラス電極」、「温度電極」から構成され、pHおよび温度の測定が可能です。|複合電極は「比較電極」と「ガラス電極」から構成され、pHのみの測定が可能であり、温度の測定は行えません。|温度補償を行う場合は、別途温度電極を接続するか、マニュアル温度補償により温度を入力する必要があります。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">個別のガラス電極を使用する場合何を用意すればよいですか?</span>|個別のガラス電極と比較電極を準備する必要があります。|また、温度補償をする場合は温度電極が別途必要になります。|なお、個別電極を使用する場合は、それらの使用が可能なpH計本体(F-70シリーズなど)が必要となります。|【関連する質問】{{[本体に接続できる電極を確認したい(本体と電極の組み合わせ表)](#q=【ラボ用LAQUA】本体に接続できる電極を確認したい(本体と電極の組み合わせ表))}}|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">電極はどこまで液につければよいでしょうか?</span>|比較電極の液絡部の部分まで浸ける必要があります。|電極によって異なりますが、先端からおよそ3cm程度浸けてください。|一本電極では、温度センサ部まで浸漬する必要があります。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">比較電極内部液の補充口は測定中にあける必要がありますか?</span>|pH測定を正しく行うためには、比較電極内部液が液絡部から試料側にわずかに流出しなければなりません。|この流出のために補充口を開放し、ヘッド圧を利用する必要があるため、基本的には補充口を開けて測定してください。|ただし、9625-10Dにおいて没水測定を行う際には、内部液を満タンにして補充口を閉めて、サンプルに浸漬して測定することができます。|この場合、0.1pH程度の精度となります。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;font-size:30px">電極の先端のキャップは、付けたまま測定できませんか?</span>|使用できません。|pH測定は、応答膜(ガラス電極)と液絡部(比較電極)とがサンプルに接していなければ測定できません。
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