【ラボ用LAQUA】電気伝導率セル(電極)について
<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">セル定数とは何ですか?</span>|セル定数は極間の長さと、極の面積で決まる物理的な定数です。|電気伝導率セルは1つ1つ状態が異なるため、セル定数は電気伝導率セルごとに異なります。|電気伝導率が既知の塩化カリウム標準液を測定し、セル定数を決定しています。(JIS K0130 2008)|<img width="300px" src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/1aed09b2-e26c-4bef-ad3c-02b4e10164c6.png">||【参考動画】{{[電気伝導率(導電率)の基礎講座:セル定数とは?](https://www.youtube.com/watch?v=_LM2-EZRjbc&t=173s)}}|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">セルを交換したら、測定値が変わるのはなぜですか?</span>|電気伝導率セルによってセル定数が異なるためです。|セル定数により測定値のずれを補正しているため、セル定数が異なると測定値が変わります。||電気伝導率セルを初めて使用する場合や交換する場合は、使用する電気伝導率セル固有のセル定数を本体に入力する必要があります。|セル定数は持ち手部分のラベルに記載しています。|※単位(m-1もしくはcm-1)にご注意ください。|<img width="200px" src="https://storage.userlocal.jp/chatbot/images/60859df0-4e68-4e10-b962-bb3ba4788aed.png">|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導率セルの材質は何ですか?</span>|電気伝導率セルの取扱説明書をご確認ください。||【関連】{{[取扱説明書ダウンロードページ](https://www.horiba.com/jpn/water-quality/manuals/)}}|    ※1回目のダウンロードに限り、登録が必要のためご了承ください。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">なぜ白金黒電極を用いるのですか?</span>|水の電気伝導率の測定には交流電流を用いる必要があります(直流電流を用いると水自体の電気分解が生じてしまうため)。|交流電流の場合、極板間に生じる電気容量(コンデンサー分)「C」の逆数1/Cが抵抗Rと同じ働きをします。|この「1/C」の影響をできるだけ小さくするためには、 Cを大きく「1/C」を小さくする必要があります。|Cを大きくするためには極板の面積を大きくすればよいのですが、|極板自体をそれほど大きくすることができないため極板の表面を凹凸にして表面積を大きくしてあります。|白金の上に白金黒メッキをすると表面の凹凸により表面積が数百倍となって「C」の値を大きくなり、|結果として「1/C」の影響を非常に小さくすることができるからです。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">浸せき形セルと流通形セルの違いは何ですか?</span>|<span style="font-weight: bold;">浸せき形セル</span>| バッチ測定用(ビーカーなどのサンプル槽に浸して測定)|<span style="font-weight: bold;">流通形セル</span>| フロー測定用(サンプルをセルの中に流通させながら測定)|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">流通形セルの流速限界はどれくらいですか?</span>|以下の通りです。||<span style="font-weight: bold;">流通形</span>:0〜500 mL/min(型式:3561、3562、3573)|<span style="font-weight: bold;">微量形</span>:0〜20 mL/min(型式:3574)|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">ガラスやプラスティックの筒がついているのはなぜですか?</span>|安定した一定の電場を作るためです。|ガラスやプラスティックの筒は外さず、測定ください。||【関連】{{[電気伝導率セルのプラスチックのカバーは外してもよいですか](#q=【ラボ用LAQUA】電気伝導率セル(9382-10D、9383-10D)に付いているプラスチックのカバーは取り外して測定してもいいでしょうか?)}}|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">応答速度はどのくらいですか?</span>|基本的には瞬時応答を示します。|温度換算による測定では温度変化がある場合、温度センサの応答の遅れが見かけ上の応答速度としてあらわれます。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導率セル(9382-10D、9383-10D)の極板が3つあるのはなぜですか?</span>|電気伝導率セルの外側に回り込む電流を防ぎ、電極をビーカーの底や壁面に設置したときに影響がでないようにするためです。|具体的には真ん中の極板をコモン極として、このコモン極と上部の極板の値およびコモン極と下部の極板の間の抵抗を測定し、|合算して電気伝導率を算出しています。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">温度センサはどの部分にありますか?</span>|ガラスボディのセルではセルの極板上部についています。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">温度センサは何を用いていますか?</span>|サーミスタを用いています。|||<span style="color: #448cd4;font-weight: bold;">電気伝導率セルのコードは延長できますか?</span>|標準長(1m)のみで延長できません。|ケーブル延長による静電容量および線抵抗の増加による誤差を防ぐためです。
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