「pH電極のメンテナンス方法：内部液の交換方法」に関連するFAQ

よくあるご質問
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普段からご使用の場合は約1時間、前回の使用から1週間程度空いている場合は、2～3時間を目安としてください。ただし、数ヶ月～1年など長期間使用していなかった場合は、電極内部の液の濃度変化が大きくなるため、一昼夜（約24時間）のコンディショニングが必要となる場合もあります。新しい内部液に電極が十分に馴染むまで、所要時間が延びることにご留意ください。【関連する質問】{{[内部液交換後は必ずコンディショニングが必要でしょうか](#q=【ラボ用LAQUA】内部液交換後は必ずコンディショニングが必要でしょうか？)}}

【ラボ用LAQUA】pH電極は塩化カリウム溶液（KCl）に浸けての保管はできますか？

塩化カリウム溶液（KCl）での浸漬保管はガラス応答膜にカリウムイオン（K+）が付着し、純水など緩衝性が低い試料を測定される際に応答が遅くなることがあります。そのため、電極保管キャップ内のスポンジを湿らせる程度の水を入れ、電極保管キャップをはめた状態で保管いただく事を推奨しています。

【ラボ用LAQUA】pH計でエラーが出たので電極を交換しましたが、エラーが解消しません。

エラーは、本体に保存されている校正データを元に表示されます。電極を交換した後は本体の校正データを消去してから、校正を実施してください。

【ラボ用LAQUA】内部液交換はどれくらいの頻度で行えばいいでしょうか？

蒸発などで濃度が変化すると正確な測定ができないため、1ヶ月に1度を目安に全交換してください。ただし、サンプルとKClが反応する場合は頻繁に交換してください。

電極の材質一覧表（pH）

電極の接液部の材質は以下の表をご確認ください。材質を侵さないサンプルであれば測定いただけます。

【ラボ用LAQUA】pH電極の内部液が入らないです。

【考えられる要因】①内部液(KCl)が析出し固化している。②内部液がすでに満たされている。③スポイトの先が電極の内極に当たっている。【対処方法】①内部に純水やぬるま湯を入れて、KClの結晶を溶かし、その液を捨ててください。その後、内部液で共洗いしてから新しい内部液を入れて、純水に1時間～数時間ほど、内部液補充口を開けた状態で電極先端を浸漬してください。②内部液補充口からスポイトなどで内部液を出すことができるかご確認ください。比較電極の内部液が満たされている場合、それ以上液を入れることはできません。pH電極は、2重管構造になっており、内側のガラス電極は密閉されています。ガラス電極の液の出し入れはできません。③スポイトなどを補充口から電極内部に入れる際、向きや角度によっては、内部液を入れることができない場合があります。以下の動画を参考に、内部液を補充してください。※内部液無補充タイプは内部液の交換不要です。

【ラボ用LAQUA】JQA検定付きを注文した場合、何が付属しますか。どこを見たら検定付きなのか確認できますか。

検定を実施される一般財団法人日本品質保証機構(JQA)により、ガラス電極式水素イオン濃度指示計（pH計本体）には検定合格ラベルが貼られ、検定済証が発行されます。ガラス電極式水素イオン濃度検出器（pH電極）には、検定合格ラベルが貼られます。

【ラボ用LAQUA】本体に接続できる電極を確認したい（本体と電極の組み合わせ表）

本体（F-70/F-2000/PH-SE/F-50/WQ-300/D-200/D-70）と電極との組み合わせは{{[コチラ](https://static.horiba.com/fileadmin/Horiba/Water_Quality/02_Products/By_Category/04_Electrodes/select_guide_202111.png)}}をご覧ください。

【ラボ用LAQUA】感度とはどういった意味でしょうか

pH測定時に1pHに相当する電圧が理論的に決まっております。この理論的な電圧に対して実際の電圧信号がどのぐらいの値になっているかが感度です。感度はpH7標準液の起電力値（mV表示値）とpH4（またはpH9）標準液の起電力値（mV表示値）との差から求めることができます。pH7･4での測定後、以下の計算をします。理論的には1pHあたり、59.2mV（25℃）の起電力の差があります。pH7（25℃でpH6.86）とpH4（25℃でpH4.01）では、2.85の差があるため6. 86-4.01＝2.852.85pH×59.2mV＝169mVの起電力差が発生しているため、実際の測定値と比較することにより感度を確認することができます。例）157-（-7）＝164mV （pH7-4間で実測した起電力の差）164/169×100＝97% （電極感度）

【ラボ用LAQUA】LAQUAのpH標準液の調整方法は日本薬局方に準拠していますか？

LAQUAのpH標準液はJIS準拠した濃度で調製しています。JISの調整方法と日本薬局方の調製方法は異なりますが、JISと日本薬局方のpH標準液の温度における理論値は同じです。