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「pH電極の寿命はどれくらいでしょうか？」に関連するFAQ
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  • Q

     【ラボ用LAQUA】ATC（自動温度補償）とMTC（手動温度補償）の違いは何ですか

    A

     ATC（自動温度補償）は電極に内蔵している温度センサでサンプルの液温を測定し、その温度における値に補正します。ただし、温度センサの精度は±1℃です。より精度の高い測定をされたい場合はMTC（手動温度補償）に設定し、恒温槽などでサンプルの液温を調節した値を本体に入力してください。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】pH電極の内部液はどれくらいの量を入れればいいでしょうか？

    A

     内部液は電極の8～9割程度入れてください。（プラスチックの持ち手とガラスの接続部より数mm下くらいが目安です）内部液の量が少ないと校正や測定時にサンプルが内部液側に逆流してしまうため、必ずサンプルの液面より内部液の液面が高くなるようにしてください。また、補充口のギリギリまで入れると内部液による補充口の液封のため液絡部からの流出量が変わります。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】標準液温度と、サンプル温度が異なっていても測定できますか。

    A

     自動温度補償（ATC）を設定すれば、校正および測定時には、電極の温度センサで読み取った温度におけるpH値を表示しておりますので、どの温度で行っていただいても問題ございません。ただし、温度補償電極は±1℃程度の精度ですので、より精度の高い温度計で温度を測定される場合や恒温槽で温度管理をされる場合は手動温度補償（MTC）での測定をお勧め致します。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】pH電極を交換するときの目安はありますか

    A

     電極のメンテナンスを実施してもエラーが解消しない、安定に時間がかかる場合は交換をおすすめします。【関連する質問】{{[pH電極の寿命はどれくらいでしょうか？](#q=pH電極の寿命はどれくらいでしょうか？)}}

  • Q

     【ラボ用LAQUA】pH電極に使用期限はありますか？

    A

     pH電極は消耗品のため、使用期限を設けておりません。校正ができておりましたらご使用いただけます。使用頻度やサンプル、保管状態、日常のメンテナンスによって大幅に異なりますので一概に申し上げることはできませんが、一般的な水溶液の測定をされる場合は1年半から2年を交換の目安としてください。強酸や強アルカリ、高温サンプル、汚れの付きやすいサンプルを測定されている場合は劣化が早まる恐れがございます。電極のメンテナンス（洗浄、内部液交換、コンディショニング）を細目に実施いただくことで長くご使用いただけます。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】電極の内側に茶色い析出物が沈殿していますが、このまま使用できますか？

    A

     電極に使われている塩化銀が温度変化によって析出したもので性能に問題はありません。校正ができれば使用可能です。また、ガラス電極（2重管構造の内側）の中は密閉されていますので液の出し入れはできません。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】新しいpH電極で校正を行っても感度が悪かったり、不斉電位がずれるのはなぜですか

    A

     pH電極が新品の状態でも、ガラス応答膜の乾燥や内部液の濃度変化によって感度が悪かったり、不斉電位がずれる場合がございます。その場合は、内部液を全交換いただき、コンディショニングを実施ください。コンディショニングとは、内部液補充口を開けた状態で電極先端2,3cm程度を純水（またはイオン交換水）に浸漬いただき、数時間から半日程度置いていただく操作です。内部液無補充型の場合は、ガラス応答膜を 3.33 mol/L KCl 溶液（型式：300）に約30分間、浸漬してください。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】有機溶媒（類義語：非水溶媒、エタノール、メタノール、溶媒、酒、アルコール、トルエン、ヘキサン、NMP）が含まれたサンプルのpH測定はできますか

    A

     溶媒にもよりますが、親水性溶媒で30%以上の水分があれば測定できる可能性があります。ただし、非水溶媒を含むサンプルのpHは、水溶液におけるpHとは異なるため、測定溶媒中の水素イオン活量の大小の指標として扱ってください。有機溶媒含有サンプルを測定する場合、液間電位が発生し値がふらつき安定しない恐れがあるため、スリーブ電極{{[9681S-10D](https://www.horiba.com/jpn/water-quality/detail/action/show/Product/9681s-10d-2619/)}}がおすすめです。【関連ページ】{{[非水溶液のpH測定](#q=【ラボ用LAQUA】非水溶液のpH測定)}}

  • Q

     【ラボ用LAQUA】pH計の校正はどのくらいの頻度で行えばいいでしょうか？

    A

     標準液での校正は測定前に最低1日1回行うことがおすすめです。測定される試料の性状や求められる精度にあわせて、お客様にて校正周期の設定を行い運用ください。

  • Q

     【ラボ用LAQUA】pH電極先端の液絡部（セラミック）が黒くなったり汚れてしまった場合、そのまま使用できますか？

    A

     校正できる場合、使用いただけますが、一度メンテナンスしていただくことをおすすめします。電極洗浄液{{[220](https://www.horiba.com/jpn/water-quality/detail/action/show/Product/220-1217/)}}または、チオ尿素10％＋塩酸1％を含む溶液に、液絡部の汚れが取れるまで1時間程度浸けてください。このとき内部液補充口は開けた状態で浸けてください。内部液無補充タイプの場合、浸漬時間は30分以内としてください。メンテナンスを行っても、校正時にエラーが出る場合は、電極を交換してください。
関連するファイル

pH電極のメンテナンス（FAQ用）.pdf

pH電極のメンテナンス（FAQ用）.pdf
内容が一致している箇所
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